学会発表:第66回宇宙科学技術連合講演会, 熊本, 11/1-4, 2022

日本航空宇宙学会が主催する宇宙科学技術連合講演会が熊本県熊本市で開催されたので参加してきました。

宇宙科学技術連合講演会は「うかれん」と私や周囲の人達は呼んでいます。

うかれんは、様々な宇宙分野の研究者や企業が集まる国内学会(日本語メインの学術研究発表会)で、毎年秋に国内で開催されています。

今回は3年ぶりの対面による開催で、会場は熊本市のサクラマチクマモト内にある熊本城ホールでした。大きくてキレイな会場でした。

サクラマチクマモト外観
熊本城ホール入り口

青柳研究室からは1件の研究成果発表をしました。

うかれん2022発表風景

2J級電磁・電熱加速型同軸パルスプラズマスラスタの連続作動性能向上のための陽極と推進剤の設計検討

小栗侑真,Batchuluun Battushig,森有佐,青柳潤一郎 (山梨大学)

2 Jのパルスエネルギで動く同軸パルスプラズマスラスタの電極の材質やサイズと、推進剤のサイズを変えたときの性能の変化についての研究成果です。


うかれんは宇宙科学に関する幅広い分野を対象とした発表で発表件数も多く、今回は14~15の部屋で同時に発表がありました。なので、事前にどの発表を聞きに行くか計画を立てておく必要があります。会場の移動をスムーズにしないと間に合わなかったり、座席がいっぱいになったりすることも。

熊本城ホール会場ロビー

また、特別講演では金井宇宙飛行士の話や、阿蘇火山の成り立ちや火山活動の話も聞けて面白かったですし、宇宙服を着たくまモンも見れました(写真撮影NGだったので写真は撮れず)。


二日目には懇親会が熊本城の近くの桜の馬場城彩苑であって、いい雰囲気でした。久しぶりに多くの先生方と直接お話することができました。

うかれん2022懇親会

講演会会場では企業の展示もたくさんあって、見て回って、話を聞くのも参考になりました。

うかれん2022展示会場

最終日の夕方には、電気推進ロケットを研究する大学の研究室の交流会「電気推進夏の学校2022」が開催されたので、参加してきました。宇宙機の軌道を決める仕組みや、電気推進ロケット開発の考え方について講演を聞いたり、研究室紹介のポスター展示では他大学の学生さん達と取り組んでいる研究のことを話せました。

電気推進夏の学校の様子

主に研究室学生の勉強&交流イベントですが、楽しかったです。今回は青柳研究室の学生の参加がなかったのですが、いつか青柳研の学生も参加できるように、研究成果を出して発表できるようにしたいと思いました。

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